台湾へ行ったら朝早くから出かけて朝ごはんを楽しみたいですよね。
さまざまな種類の台湾の朝食で特に有名なのが「豆漿」。
台北の國父紀念館周辺の朝散歩には、豆漿が美味しい「秦小姐豆漿店」と野菜饅で知られる「光復市場素食包子店」がおすすめです。
角地に構える「秦小姐豆漿店」
こちらは地元のよくある朝食屋さんですが、味はトップクラスと言えるお店だと断言します!
こちらは台湾在住の青木由香さんが紹介されたことを発端に、美味しさを知った方々のブログでの紹介がじわじわ増えている印象です。
人気がじわじわ広がる豆漿の名店
「秦小姐豆漿店」で特におすすめしたいのがやっぱり鹹豆漿(30元)。
日本の茶碗蒸しを彷彿させますが、もっとやさしいお出汁のホロホロ感があるスープです。
テーブルに届いたときはまだサラサラした温かい豆乳といった感じでしたが、少しずつ変化していきます。
お酢を入れることで徐々に固まっていくのですが、酸っぱさはそんなに感じません。
えぐみがないのにしっかりとしたコクを持っているのは、いいお出汁とともに具が多いからだと思います。
美味しくて食べることに夢中になり、具の一つ一つを観察するのを忘れてしまう・・・。
もう一つの名物「豆漿餅」
餅?
いえ、パンです。
このパン、早起きしないと食べられない幻の豆乳パン豆漿餅(25元)です。
すぐ売り切れるよという前情報を得ていたので、マイル子は7時前に到着。
「あったー!」
焼きあがったばかりのようです。
この次に野菜饅頭を食べる予定だったので、持ち帰り用にしようと袋に入れてもらいましたが、たまらずひとくち味見。
サクッとした外側をかじるとほわッとオレンジピールのさわやかな香りが。
フルーツ風味の柔らかいパンなのですが、コーヒーではなくなぜか出汁味の豆漿が合う気がします。
材料が豆乳同士だからでしょうか?それともマイル子の上がった気分のせい?
結局全部食べてしまいました。
一緒に食べた蛋餅(25元)もモチモチしてとても美味しかったです。
一回目の朝食、まあまあ食べました。
オレンジピール入りの豆漿餅は、6時半頃から焼き上がり、早ければ8時にはなくなってしまうので、7時半くらいには注文できるように訪れることをおすすめします。
アクセス
MRT台北小巨蛋駅 3番出口より徒歩8分
競技場を見上げながら歩いていると意外にすぐ着きます。
秦小姐豆漿店
住所:台北市延吉街7號之6
営業時間:5時30分~17時(土・日は14時まで)
定休日:月末の月曜日
光復市場にある「光復市場素食包子店」
「秦小姐豆漿店」で食べ終わって光復市場を散策後到着したのが8時で、おばちゃんたちがせっせと作成中。
包子を作りながらの販売になるので、おばちゃんの素早い行動に対応しなければなりません。
欲しいものと数をメモにして渡すのがいいでしょう。
マイル子はちょうど作っていた包子が欲しかったので、そのまま指さしで注文。
こちらは持ち帰り専門店で、イートインスペースはありません。
名物の雪裡紅素包
素食というだけあり、本当に野菜だけが入った肉まんのようなもの。
マイル子は雨の中傘をさしてでも食べたかったので、噂のアレを注文。
雪裡紅素包(からし菜まん) 25元
ドカンと大きな包子で、フカフカの皮の中に雪菜、キャベツ、クワイといったヘルシーな餡がたっぷり詰め込まれています。
野菜だけの包子ですが、しっかりでも優しい塩味で物足りなさはありません。
他にも食べたかったけど、さすがに2度目の朝ごはんなので・・・。
生ものとはいえ肉が入っていないので、日本にも持ち帰られるようです。
光復市場は日常の食材と美食が集合
観光客がお土産を探すようなお店はほとんど見当たりませんでした。
その代わり新鮮な果物や野菜、小吃をたくさん売られていました。
野菜饅を食べるために市場を見学しながらうろうろ通過していたのですが、なんとなく目に留まったお店が。
名前も分からないものでしたが、立ち止まると優しそうなお姉さんが「味見して!」と言わんばかりに切り分けた商品を差し出してくれました。濃厚なキャラメルのようなお菓子で、ゴマなどの優しい甘さで次々口に放り込んでしまえる美味しさでした。
値段はさっぱり覚えていませんが、秤に乗せグラム単位で販売されています。
賞味期限がどのくらいかを訪ねたのですがうまく伝わらず、お互いのスマホで日本語と中国語の間をグーグル翻訳を駆使し「2週間」とのこと。
帰ってから職場のみんなに出すとあっという間になくなりました。
アクセス
MRT台北101駅1番出口より徒歩8分
光復市場素食包子店
住所:台北市信義區光復南路419巷145號
営業時間:6時~14時
定休日:月曜日
隠れた名店は國父紀念館から歩いて行ける
2つのお店は、國父紀念館を挟んで南北にあります。
「秦小姐豆漿店」から「國父紀念館」へは徒歩17分とやや遠いですが、店から出てもちょっとした朝市状態で台北の生活圏を地元民のように通過し、外から松山文創園区を眺めたり、徐々に迫る台北101を感じるとと、十分観光気分です。
「光復市場素食包子店」は「國父紀念館」の出口からだと徒歩5分くらいで到着します。
朝の國父紀念館は太極拳をしている人でにぎわっていて、雨でも屋根のあるスペースで太極拳をされているのを見ることができました。
公園内のみを見学しただけでしたが、南国の木々の間から見える台北101が贅沢な光景でした。
國父紀念館~光復市場から見える台北101も大きく全体を見上げることができます。
次回はちゃんと孫文さんにお目にかかろうと思います。
國父紀念館
住所:台北市仁愛路四段505號
営業時間:9時~18時
定休日:なし
まとめ
國父紀念館の朝は太極拳や周辺の朝市などで朝早くからホテルを出て散歩する価値があります。
その上美味しい朝ごはんも食べらるとなると、丸1日充実した台北旅を満喫できると思います。
今回紹介した2つの朝ごはん以外にもたくさんの美味しいお店がありますので、台北へ行かれた時はぜひ早起きをして國父紀念館の散歩から1日を始めてみてはいかがでしょうか。
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