芥見 下々(あくたみ げげ)先生原作の『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)がアニメ化に。
『鬼滅の刃』が終わってはぁ~と肩を落としているヒマはありません。
今回『呪術廻戦』のあらすじや芥見下々先生のすごさ、主人公の虎杖(いたどり)や伏黒、五條らのキャラクターなどについて考察、解説していきます。
『呪術廻戦』あらすじ
ざっくりとしたあらすじはこちら。
辛酸・後悔・恥辱。人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む。呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導く。そして、呪いは呪いでしか祓えない。人間離れした身体能力を持つ少年・虎杖悠仁はごく普通の高校生活を送っていたが、呪いに襲われた仲間を救うため、呪物”両面宿儺の指”を喰らい己の魂に呪いを宿してしまう。呪いである”両面宿儺”と肉体を共有することとなった虎杖は対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入するのだった__ 呪いを祓うべく呪いとなった少年の後戻りできない、壮絶な物語が廻りだす!!
引用元:呪術廻戦最速キャラクターブック
鬼滅と比較されやすい『呪術廻戦』
呪術廻戦はハイクオリティーな内容で2019年「みんなが選ぶTSUTAYAコミックス大賞」では、 第13巻でシリーズ累計発行部数が850万部を突破しTSUTAYAネクストブレイク大賞に輝きました。
これほどの人気の上に『鬼滅の刃』の後にアニメ化されたことなどから何かと比較されることもしばしば。
ちなみに『鬼滅の刃』がアニメ化された際の累計発行部数は11巻までで250万部超えだったとか。
そのため呪術廻戦も同様のサクセスストーリーを想像されがちですが、呪術廻戦ファンとしてはやや複雑だったりします。
呪術廻戦オススメする上で鬼滅の刃はあんまり比較しちゃいけない気がするなぜなら鬼滅ほど話が簡単ではないから!!!!!!!!!!!!術 難しいよ特に五条悟の技は理解に時間かかるよ!!!!!!!!!!!!!!!!
— ゆるぎ (@yu_0to1) March 27, 2020
呪術廻戦のアニメタイミング的に鬼滅の刃と比較されちゃうのは分かるけどストーリーの色が全然違うからやめて欲しいなって少し思った
— アンディ (@andymosya) June 14, 2020
ちなみに『鬼滅の刃』は引き延ばしになるのではと思われましたが、人気絶頂のまま無駄に引き延ばすこともなく最終話まで駆け抜けて、スピンオフ作品を発表するところで止まりました。
呪術廻戦はそのような心配は不要ではないかと思われます。
呪術廻戦があの鬼滅を超えるかよりも、呪術廻戦は呪術廻戦としてどっぷり楽しみたいと思います。
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芥見下々作品の世界『呪術廻戦』の評価と人気を考察
オリジナリティーあふれるストーリー、キレあるセリフ、独特なキャラクター造形などから評価の高い呪術廻戦。
呪術廻戦の面白さや魅力はどこにあるのか、なぜ人気なのかについてマイル子的に考えてみました。
『呪術廻戦』は日本が舞台で呪術の種類が多い
日本における呪いという概念に絞り、舞台も日本なので言うまでもなく馴染み、違和感なくかっこいいと思います。
しかし呪いを題材にしているだけあって技やキャラクターが多岐にわたります。
家系によって呪術の系統が違うなど読んでいる途中で把握しきれずページを行ったり来たりすることも…。
そして呪術廻戦には難しい漢字が沢山使われている技が多く登場します。
技によっては効果もややこしいいので、作者もその技に関してどう伝えるべきか困っている様子が見られることがあります。
それをキャラクターがうまく応用し戦うところを見て、「そう来るか!!」となるのが面白さの一つ。
しかし次にお話しするように、伏線も含めて設定の多にもかかわらず作り込まれている内容が呪術廻戦のすごさ。
『呪術廻戦』芥見下々のストーリー展開
人気漫画は人気が出て引き延ばされてしまい作者の想定していた終わりと違うものになり、単純に惰性のような展開から人気が低下、そのまま打ち切りとなるものも少なくはありません。
ところが呪術廻戦のすごいところは世界観や登場人物については序盤分決め、進んでいくごとに適宜足していくものの結末は決まっていて、それに向かって物語を展開しているところです。
実際、過去から物語開始時の各キャラクターの動機付けやそれにともなう物語の展開が細かく理にかなっていると思います。
呪術廻戦は安定した勢いで表現しているので、今後の展開や結末も面白いものになると考えます。
呪術廻戦の作者『芥見下々』のセンスは多くのファンに信用されているから期待大。
作品『呪術廻戦』と作者『芥見下々』のギャップ
ジャンプの単行本は各話の間の空白ページで、ファンからのイラストを紹介したり質問に答えたり、本編で語られなかった小話が語られます。
呪術廻戦も作者が執筆中に思っていた事や、掲載後に周りから突っ込まれた矛盾?に対する弁明が見られたり。
作品のダークな空気感に対して作者の大らかさ?楽観的?なギャップが個人的に好きで、呪術廻戦の面白さを底上げしていると思います。
芸能人も『呪術廻戦』ファン
有吉さんやかまいたちの山内さんも呪術廻戦ファンです。
芸能人が好きだからいい漫画というわけではありませんが、SNSやYou Tubeで紹介するということは、少々の好きレベルではないことが伺えます。
— 有吉弘行 (@ariyoshihiroiki) May 21, 2020
ほんまにただただ真剣に呪術廻戦語りました。
呪術廻戦はヤバい漫画です🔥🔥🔥
【おすすめ漫画】かまいたち山内が自宅からマンガ『呪術廻戦』について、ただただ真剣に語りました https://t.co/ATYIozxMLt @YouTubeより
— 山内健司 (@yamauchi0117) April 25, 2020
\主題歌opやキャラ声優についてはこちら↓↓/
https://cheerlog.net/1845/
『呪術廻戦』マイル子評価・・・★★★★★ 星5つ
『呪術廻戦』のキャラクター解説
ナズナ@呪術廻戦図書室さんの人物相関図をお借りしました。
呪術廻戦の人物相関図を作ってみたら想像以上に勢力図っぽくなったぞ pic.twitter.com/iCmykdBlF0
— ナズナ@呪術廻戦図書室 (@jujutsukaisenLB) September 12, 2020
予習にピッタリです。
主人公:虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)
呪いという毒に耐えられるだけの一般人ですが、その毒への耐性の高さが異常で”千年生まれなかった逸材”。
第一話にて両面宿儺(りょうめんすくな)を喰らい宿す前までは本当にどこにでもいる高校生で、ごく普通の呪いを感知することのできない優しい青年でした。
亡き祖父の「人を助けろ」という言葉が呪いとなり、”両面宿儺の全てを身に宿し倒す”という使命へと駆り立てていますが、この祖父の言葉により優しい、お人好しに磨きがかかっていそう。
自身の使命が死へ向かうというのに「人を助ける」という一点のためにその使命を承諾し命を差し置出せるイカれてる側面を持っています。
主人公・虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)の声優を務めるのが榎木淳弥さんは、虎杖を「単純なようで複雑」と感じ、「なるべく自然」に演じようとしているそうです。
「元気があって、周りを引っ張っていく王道の主人公ですが、弱さもあるんですよね。頑張って乗り越えていく人間らしさもあって、感情移入しやすいのかもしれません。ちょっとつかみきれないところもあります。人間ができすぎていないといいますか。そこも魅力的ですよね」
引用元:MANTANWEB
「せりふの解釈が広くて、選択が難しいんです。虎杖は単純なようで複雑。サラッと描かれているシーンも複雑な心境で話していたり、なんでこのせりふなんだろう?と考える。台本を読むのに時間がかかりますし、疲れます(笑い)。自分で理解してしゃべらないといけないので。それが仕事なんですけど(笑い)。収録が進み、慣れてきたようで、毎回苦戦しています」
引用元:MANTANWEB
呪術廻戦を視聴しながらいろんな解釈を一緒に考えていくのがこのアニメの面白さ、楽しみ方だと思います。
- 東京都立呪術高専1年
- 呪術:「逕庭拳」(けいていけん)
伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)
家族のことで色々あって善人を大事に思い、呪術師として呪霊を倒し善人の救助に重きを置いています。
両面宿儺を取り込んだ虎杖を助けようとしますが、これは虎杖が一般人で善人だから。
幼い頃から修練を積んでいた上に天才である実力者であるため、東京都立呪術高専の三人の一年生の中で唯一単独行動を許されているほど。
なんだか両面宿儺に気に入られているような気も・・・。
天才ぶりや家族、過去の事は七巻から語られます。
- 東京都立呪術高専1年
- 等級:2級
- 呪術:「玉犬」(ぎょくけん)白・黒/「大蛇」(オロチ)/「鵺」(ぬえ)/「蝦蟇」(がま)/「不知井底」(せいていしらず)
釘崎 野薔薇 (くぎさき のばら)
田舎から出たいという理由だけで呪術師となり上京し命をかけられるイカれた人。
危険な任務と都会の楽しみを両立させています。
呪術師は学生でも給料が出るためそれをしっかりショッピングへ使っている様子も見られます。
前述二人に比べると使命や悲しい過去はなく、ただただ地元の排他的な所が気に食わなくて離れた事しか語られていません。
が、しっかりイカれている。
- 東京都立呪術高専1年
- 等級:3級
- 呪術:芻霊呪法(すうれいじゅほう)「共鳴り」(ともなり)
五条 悟(ごじょう さとる)
東京都立呪術高専で教鞭をとっている自他共に認める最強、そしてイケメン。
ちなみに五条悟のイケメンコスプレはこちら
気に食わない上層部のことは一人で始末して消し去ることができるほどですが、それでは誰もついてこないと分かっており、次世代の育成に重きを置いています。
前日譚でも登場しており、その頃から破格の強さを持っています。
五条を演じる中村悠一さんは、五条に対し「一話一話収録する度にイメージが変わる」と感じているそう。
原作を読んでもそうなんですが、新しいエピソードを読む度に、こういう面があるんだ……と気付く。とはいえ、極力統一感を持たせたいですし、一話一話トライをしながら、キャラクターを肉付けしています。印象的だったのが、虎杖の祖父が死んで、虎杖と五条が話すシーン。テストの時、音響監督さんから『(五条が虎杖に)寄り添いすぎて優しすぎる』とお話がありました。五条は、死に近い存在で、死を悲しいとは感じない。ずっと戦ってきた人生で、死んでいく人をたくさん見ているし、ほかの人とは死の捉え方が違う。改めてそのことに気付きました。
引用元:MANTANWEB
五条は冷静で鋭い捉え方で、物事の根本まで見通しているんですね。
- 東京都立呪術高専教師
- 呪術:無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)/無限(むげん)/術式反転(じゅつしきはんてん)「赫」(あか)/領域展開(りょういきてんかい)「無量空処」(むりょうくうしょ)
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まとめ
芥見下々原作の『呪術廻戦』がアニメ化され、今や人気はとどまることはありません。
鬼滅と比較されやすい呪術廻戦ですが、全く別物として楽しむことができる呪術廻戦は、主人公の虎杖(いたどり)や伏黒、五條らのキャラクターそれぞれの技を考察していく楽しみもあります。
日本が舞台のダークファンタジーがお好きな方、鬼滅の刃が終わって寂しい方、ぜひ呪術廻戦をご覧ください。
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