ウラジオストク市内って地下鉄とかあるの?
残念ながら地下鉄はありません。しかし、バスは頻繁に運行していますし、タクシーも便利なアプリを使うことでスムーズな移動が可能になります。それに徒歩でも十分移動できるのがウラジオストク観光のいいところ。
こちらではタクシーやバスの乗り方や使い方のコツをご紹介します。
ウラジオストク市内の移動手段
ウラジオストク市内の主な移動手段は3つです。
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そして、それぞれにピッタリのアプリもあります。
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タクシー
ウラジオストクはタクシーもたくさん走っていますが、流しのタクシーは値段交渉が必要となります。観光客はやはり高い金額を言われるようです。
でもご心配なく。
ウラジオストクはタクシーも便利なアプリがあります。
Gettというアプリで、ロシア版「Uber」。
「Uber」もウラジオストク内で走っているのを見ましたが、そんなに多い印象はありませんでした。
Gettはアプリ入手したらいろいろ設定があるため、必ず日本でダウンロードしておくことをおすすめします。
Gettは想像以上に安心
Uberと同じようにアプリ上でオーダーするタクシーです。
このようなタクシーは日本のようにタクシー協会などの加入がないため、「もしかして襲われるんじゃないの?」などと躊躇する方もいらっしゃるかと思いますが、とても快適でしたよ。
Gettを使ったタクシーの乗り方
- 「Gett」を起動
- 乗る場所をタップ
ウラジオストクは一方通行が多いので、余裕があればYandex Mapsでルートを確認し、遠回りにならないような場所を指定するといいと思います。 - 「SET PICKUP」をタップ
- 出た画面の「TO」の欄をタップ
- 「Set location on map」をタップし行きたい場所にアイコンを置いたら
「CONFIRM DESTINATION」をタップ - 時間、運賃を見て良かったら「ORDER NOW]をタップ
するとドライバーの名前と一緒に車種、車の色、ナンバーの表記が出ますので、この車が到着するのを待っていればOK。
設定時に支払い方法をクレジットカードにしておけば、ドライバーと話をすることはありません。
でも英語で話しかけてくれるドライバーもいらっしゃいます。
英語が分からなかったら、ドライバーも空気を察してくれます(笑)
ちなみにチップの設定もあります。チップ額は3種類から選べ、10・15・20%。
設定しなくてもいいのですが、マイル子は一応気持ち程度の10%を設定しました。
領収書はメールで送られます。
バス
ウラジオストクに地下鉄はありませんが、バスはたくさん走っています。
海外どころか日本国内でもバスの利用は敷居が高くないですか?
でも大丈夫!ウラジオストクは、バス利用にとても便利なアプリがありますよ。
便利なYandex Maps
Yandex Mapsはロシア版「Google Maps」で、ロシア全土のスポットだけではなく交通網についての情報も細かく正確に提供してくれます。
地図上はロシア語表記ですが、詳細は英語表記なので意外に分かりやすいです。
そして何より感動したのが、地図上でバスがどこを移動しているかが一目で分かるところ。
バス停をタップするだけで、そこに停車するバスと到着時間が細かく記されています。
ロシアのバスは行先別に番号で振り分けられているため、自分が行きたいスポット近くのバス停に到着するバスのナンバーを把握してそのバスがあれば乗車します。
乗車したら、マップ上を移動するバスのアイコンが目的地付近になるのを、車窓を眺めながら時々確認するだけでOK!
Yandex Mapsを使ったバスの乗り方
- 「Yandex Maps」というロシアの地図アプリを起動
- マップの右下の「Transport」というアイコンをタップ
地図の道路上に動く番号が出てきます。これがバスのナンバーで、ルートによって番号が決められています。 - 乗りたいバス停をタップ
停まるバスの番号を確認します。 - 行きたいバス停をタップ
行きたい停留所にどの番号のバスが止まるかを確認します。 - 乗りたいバス停と行きたいバス停が一致したバスに乗車
ウラジオストクは一方通行が多いので、一見まっすぐ行けそうに見えてぐるっと回るルートだったりします。 - バスが到着したら乗る
ウラジオストク中心部であれば一律23ルーブルなので、整理券はありません。
乗ったらそのまま席に座ってください。 - 行きたい停留所になったら降りる
行きたい停留所と言っても、どこか気になりますよね。でも、ウラジオストクのバスはどの停留所もすべて停まるので、バス停を通り過ぎるなんで心配はありません。
運賃は降りるときに運転手さんに払います。
運転手さんのところのカウンター?に運賃を出します。おつりがいるときは運転手さんが手早くおつりを渡してくれます。
バスに乗るときはできるだけ細かい小銭を用意しておいた方が安心です。
運賃 | 23ルーブル(現金のみ) |
徒歩
鷲ノ巣展望台のふもとからスポーツ湾まで徒歩でも30分くらいで、これらはウラジオストク中心部の観光地の東端と西端になります。
ウラジオストク中心部はコンパクトなので、その気になればすべて歩いて観光も可能です。
ただスヴェトランスカヤ通りなど東西を結ぶ道は比較的平坦ですが、南北は結構な勾配の坂道になっています。
それでもヨーロッパの香りがする景色を見ていたら、坂道さえもわくわくして疲れを忘れられますよ。
ウラジオストクの若い方たちはヒールをはいたりしておしゃれを楽しんでいますが、慣れない場所の観光はやっぱり歩きやすい靴がいいですね。
徒歩はやっぱりGoogle Maps
なんてったって日本語の表記が安心です。
地図だけでなくルートも正確なので、よほどのマイナーな道み入り込まない限り使いやすさは文句なしです。
1日観光のコツ
便利な移動手段やアプリをご紹介しましたが、観光中ちょっとおまけ程度に感じたことをお話しします。
通勤ラッシュに注意
最低限の移動手段が揃っているウラジオストク。
ですが、朝夕のラッシュは激しいものがあります。
もちろんバスやタクシーもきっちり渋滞に巻き込まれますので、利用するときは通勤ラッシュ時を少し外した時間帯がいいと思います。
通勤ラッシュは日本と同じくらいで、朝は8時頃、夕方は17時くらいの道路は自動車でびっしりでした。
トイレは有料
ウラジオストクは、公衆トイレが有料のところがあります。
でも、日本でいう簡易トイレ風なので、ちょっと抵抗があります。
ウラジオストク駅やグム百貨店、クローバーハウスは無料で、日本ほどではありませんが、ごく普通の海外のトイレといった感じだったので、立ち寄った際には必ずトイレを済ませておくことをおすすめします。
まとめ
インフラ整備はもう一息といったウラジオストクですが、小さな街なので時間を気にしなくていいのであれば、徒歩中心での観光がおすすめです。
もちろん時間を短縮したいときや急ぐときは、ラッシュ時を除けばバスやタクシーもおすすめです。
海外で公共交通機関を利用するのは難しい印象もありますが、ウラジオストクには便利なアプリも揃っているので思った以上に簡単で快適。
また交通機関は、郊外には路面電車もあり、少し足を延ばすにはもちろん電車もあります。
自分にあった移動方法でウラジオストクを楽しんでみてくださいね。
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