最近「タイベック素材」や「タイベック生地のエコバッグ」などタイベックというワードを見かけることがあります。
新型コロナウィルスの防護服に使用されているらしく、生地に使用する素材だという事は分かるのですが、そもそも何からできてるの?って素朴な疑問が。
しかし、どうも新しい生地としてこれから使用される機会が増えそうな新素材。
そこでタイベックとは何か、そしてタイベック生地の販売店とオリジナルでハンドメイドしたバッグなどのメリットとデメリットについて調査しました。
タイベックとタイベック生地とは?
タイベック(Tyvek)とはデュポン社が独自開発した素材で、0.5~10ミクロンのポリエチレンの極細長繊維をランダムに積層し、熱と圧力だけで結合させたシート高密度ポリエチレン不織布。
結合条件を変えることで、紙のようなハードタイプや布のように柔らかいソフトタイプと異なるタイプを製造できます。
もともと優れた建築素材として広く使われているものですが、最近では医療用の防護服などに使われ話題になっています。
タイベック生地とはタイベックのソフトタイプのもので、エコバッグやトートバッグ、財布などの小物や雑貨に使われるおしゃれ感のある生地です。
タイベック生地の特徴
タイベック生地は紙のような風合いで、雑貨に使用するととてもおしゃれな素材です。
ではタイベック生地の特徴をメリット、デメリットで調べてみました。
メリット
- 軽い
持ち歩くバッグが重いと苦痛ですよね。トートバッグや財布なども軽いものはたくさんありますが、タイベック生地は一般の紙よりも軽いので長時間持ち歩くときにも適しています。 - 撥水性が強い
紙と考えると水をはじく力があるので、少しくらいの雨でも気を遣わず使用することができます。 - 強度がある
少しのほころびがあってもタイベックは引裂き強度が高いのでそれ以上破れることはありません。ちなみにちょっとでも穴が開いたら手芸用ボンドを塗っておけばOK。
- 透湿性(通気性)がある
建築素材の透湿防水シートとして優れた力を発揮するタイベックですが、雑貨としても湿気をためておきたくない物を入れるには使いやすい素材です。 - 経年変化を楽しむことができる
使っていくほどにシワと柔らかさが増し、少しずつ変化する風合いを楽しむことができます。 - ウィルスや粉じんなどが付着しにくい
などがあります。
デメリット
- 耐水性があまり高くない
撥水性はあるものの、紙のような素材のタイベックなのでどうしても耐水性に欠けてしまいます。しかし水にジャブジャブ浸けなければそんなに不自由はないかなと思います。 - かさばりやすい
特にハードタイプの雑貨は若干ハリがあるため、折りたたむとナイロンなどに比べると少しかさばるかもしれません。しかしハリがある分柔らかいパンなど入れるとつぶれにくいかもしれませんね。
引用元:楽天市場
- 摩擦で表面が毛羽立ってくる
持ち手やバッグと体が接する部分などでは、使用するごとに表面の毛羽立ちが目立ってきます。しかしそれも風合いの変化ととすればメリットにもなります。 - 重いものを入れると破れる
タイベックは強靭な素材ですが、エコバッグでオリジナルのハンドメイドなどではペットボトルをたくさん入れると縫い目が破れてしまうことがあります。そもそもそんな重いものを長時間持ち歩くことはめったにないと思いますので、普通に持ち歩ける程度の重さであれば問題ありません。 - 洗濯ができない
水性の汚れは付着しにくいですが、油性の汚れはそのままにしておくと吸収してしまいます。汚れた時は温水・中性の食器用洗剤・柔らかいブラシもしくは固く絞ったタオルを使用して、外面の汚れを取り除きます。考えようによっては管理しやすいのかもしれませんね。
デメリットも普段使いではあまり問題にならないタイベック生地。
そんな便利でおしゃれな新素材のタイベック生地なので、オリジナルバッグなどをハンドメイドしたくなりますよね。
そこで販売している通販サイトを探してみました。
タイベック生地を販売している通販サイト
タイベック生地はまだまだ扱いが少ないですが、これからどんどん増えていく可能性のある素材。
おうち時間も増え、自宅でハンドメイドするのもいいですよね。
工夫次第でいろんな雑貨を作れそうですね。
まとめ
近年コロナウィルスの防護服として使用されているところをよく目にするタイベック。
おうち時間も増えた中、タイベック生地でエコバッグなどをオリジナルでハンドメイドするのもいいかもしれません。
タイベックにも生地の特性としてメリットばかりではありませんが、デメリットも考えようによってはメリットになりそうです。
タイベック生地を販売しているサイトはまだまだ少ないですが、これからどんどん増えてくるかもしれませんね。
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