かわいいペットが病気になると、ペット本人だけじゃなく飼い主さんも心配でつらいですよね。
病院に行って点滴や注射をされるペットの姿は見ていても痛々しいものです。
動物は人間とは違い病気になってもかなり悪くならないと症状が出てこないこともあります。
そしていざ治療にかかるとその費用はかなりの額で限界を感じてしまうことも。
そのため老犬は病院に連れて行く、連れて行かない選択に迷われる方も多いのではないでしょうか。
今回最愛のペット犬の「チョコ」が旅立ったことをきっかけにペットの治療費や病気を持つ老犬の通院について振り返り、マイル子なりの考えを交えお話をしたいと思います。
ペットの病気でつらいのは誰?
ペットが病気になるとその病気によって症状は様々ですが、主に
- ぐったりする
- ご飯を食べなくなる
- 下痢をする
- 吐く
- 血尿や血便が出る
などが出てきます。
そしてひどい時にはけいれんを起こし、ペット自身もつらいですが見ている飼い主も心配になりつらくなってきます。
ペットが病気になってつらいのは人間と同じで、病気であるペット本人とかわいがっている家族その両方。
だからどうにか楽にさせてやりたいという藁をもすがる思いでペットを病院に連れて行く飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ペットを病院に連れて行くのを迷う
飼い主さんはペットが病気になったら、
「なんとか治療をして元気になってほしい」
と願い病院に連れて行く方も多いと思いますが、実はペットを病院に連れて行くのを迷った経験のある飼い主さんが6割以上というデータも。
動物病院に行くか迷った理由
- 時間がたてば治るかもしれない:540人
- 気のせいかもしれないから:230人
- 治療費が高いから:135人
- ペットが病院に行きたがらないから:91人
- 時間が取れないから:63人
- 病院が遠いから:43人
引用元:prtime
これらの理由のうち「時間が取れない」「病院が遠い」という理由でペットを病院に連れて行くことを迷った場合を除けば、いずれペットを病院に連れて行くことになると思います。
動物病院のオンライン診療が普及したらほとんどの方は迷わないかもしれません。
「治療費が高い」という理由の場合はペット保険に加入すると経済的にも精神的にも随分楽になるはずです。
なぜなら本当に病気になって通院が必要になってしまったら、10年分のペットの保険料も2~3ヶ月で取り戻せるくらいお金がかかりますから…。
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またそもそも「動物なんだから自然のままがいい」と病院に連れて行かない方も。
マイル子は肝臓の病気を患ったチョコを13歳で看取りました。
最後の2年間当たり前にチョコの治療を続けていましたが、病気の老犬を病院に連れて行くことがペットの本当の幸せなのかな、と一瞬迷いが…。
そう迷ったきっかけは、友人らの反応でした。
病院での点滴以外に、自宅で栄養価の高い食事に薬を混ぜてシリンジ(注射器)で口に入れ無理やり食べさせていることを話すと、
「チョコちゃんがそれで苦しまなきゃいいね」
と。またほかのペットを飼っている友人は、
「ペットが病気になったら自然に見送るつもり」
とも。
言われた時はモヤモヤしましたが、確かにチョコは、
- 病院も注射も車もシリンジでの食事も好きではなかった
- つらい治療をしてまで元気でいたいと言ったわけではない
- 寿命がきたらそのままそっと旅立ちたいと思っていたかも
マイル子もチョコが元気な時は自然に任せるつもりでした。
でもいざとなったらそうはできなかったんです。
それでも少しでもチョコが楽になるならという思いしかありませんでした。
なのでチョコの治療はマイル子のエゴでした。
犬の治療費が高額で限界!ってことも
ご存知のように犬や猫などペットには皆保険制度はないので、動物病院での治療費は基本的に全額自費負担になります。
なので病気や治療内容にもよりますが、1回7~8,000円、点滴を受けお薬をもらう必要がある場合1回1万円以上することもざらです。
検査があったりやたら治りが悪い時は週に何度も通院することになり、金銭的にも時間的にもかなりの労力が必要です。
ましてや大きな病気になると治療費は高額になり、ペット保険を掛けていないと「もう限界…。」と治療の継続が難しくなってしまいます。
「ペットは家族、命は値段じゃない」
って声も聞こえてきそうですが、実際やはりお金がないと救えるものも救えないんだなと。
病気が発覚したときはチョコは弱っていて病院へ行くことに何のためらいもありませんでしたが、病気が病気なだけに通院時間や回数、治療費もかなりのものに。
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マイル子は「ペット保険に入っておけばよかった」と後悔したうちの一人です。
老犬を病院に連れて行かない選択はありなのか
治療や食事を頑張ればしばらくは喜んで散歩に行ったり家族とじゃれあったりと元気になっていく老犬のチョコを見ると、病院に連れて行かないという選択肢は浮かびませんでした。
最後にけいれん発作が続き、病院で1日点滴を受けても止まらない状態を見て初めて治療にピリオドを打つ決心がつきました。
ペットは時期が来たら生涯を閉じるのは当然のこと。
治療を継続するとペットは病気とストレスで2重の苦しみを受けることもあり、飼い主は高額な費用や時間、労力が必要になってきます。
毎週2泊3日の入院をしている猫ちゃんと病院で一緒になった時のこと。
受付で飼い主さんが医師に
「今回を最後にしようと思うんです」
キャリーバッグの中のか細い猫ちゃんと力なく話される飼い主の姿は、猫ちゃんにできる限りのことをしてきたけど猫ちゃんも飼い主さんも限界であることを感じさせるものでした。
病院に連れて行くことをやめ治療を中断することになるその決断。
それを否定されることがあるとしたら、飼い主を愛するペットの立場からすると大きなお世話だと思うように。
ペットの負担を考え老犬を病院に連れて行かないっていけないことなのかと迷ったり、ペットの治療や介護に飼い主の力量が追い付かず悩んだりというのも、実はペットへの愛情は誰よりも大きくなっている証拠。
最後は飼い主が自分の「ペットにとって一番いい生涯」を考えてあげることが大事なのではないでしょうか。
それまで十分ペットを愛し育て老犬に穏やかな余生を過ごしてほしいと最後までそばにいてあげるなら、老犬を病院に連れて行かない選択はまったく間違っていないと今は思っています。
ちなみにマイル子は治療を続けながらも決してつらい時間ばかりではなかったチョコの余生を見ることができたので、お金はかかりましたが自分の選択に後悔はありません。
飼い主さんが愛するペットのために考え抜いた結論が、ペットにとって一番いい選択ではないかな、と。
まとめ
ペットの病気はペットにとっても飼い主にとってとても心配でつらいこと。
「じゃあ病院に連れて行かないと」となるのが普通と考える方も多いかと思います。
だけど自費での病院治療の末最愛のペットを見送ったマイル子は、大好きなペットのためとは言え金銭的にも決して楽ではなかったのも事実。
ペットの状態や飼い主の事情によっていろんな選択肢があるのも当然だなと思うようになりました。
ましてや老犬であればなおさら考えさせられます。
ペットを家族に迎えた方が最後に後悔を残さないよう、自分たちができる最大の愛情で納得したお世話をしてあげることができたらいいですね。
ただいざとなったら治療を受けさせてでも元気になってほしいと思うものなので、ペット保険への加入はぜひおすすめしたいところです。
長々とした文章でマイル子の個人的な考えを最後まで読んでくださりありがとうございます。
老犬を病院に連れて行くか行かないかで迷っている方に少しでも参考になれば幸いです。
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