『アオのハコ』は作者の三浦糀先生によるややジャンプっぽくない青春漫画。
青春の「青(あお)」と体育館をあらわす「箱(はこ)」を意味する『アオのハコ』の中で登場人物でもある猪股大喜と鹿野千夏、蝶野雛はスポーツ強豪校でそれぞれインターハイを目指しながらちょっぴり切ない三角関係が繰り広げられます。
そこでいい味を出している他のキャラクターも含め『アオのハコ』の登場人物をご紹介!
また甘酸っぱさ満載の「切ない名言」も切り抜き「アオハル」に浸ってみてみたいと思います。
『アオのハコ』キャラクター(登場人物)猪股 大喜
『アオのハコ』の主人公「猪股大喜(いのまたたいき)」
「栄明中学高等学校」バドミントン部に所属し、ストーリーは1話で中学3年生からスタートしています。
学校の先輩で片思い?のお相手でもある千夏先輩の覚悟を知り自分もインターハイへの出場を夢見ますが、千夏先輩に知られてしまい一回戦敗退レベルから本気の本気で目指すことに。
そんな千夏先輩と同居するというある意味耐えがたい環境の中、様々な雑念と闘いながら日々インターハイを目指し練習に励む健気なキャラクターです。
「バドのコートに一人で立って、全責任が自分にのしかかってくる感じ」
引用元:「アオのハコ」1巻1話
「勝っても負けても俺のおかげで俺のせいですし」
大喜は「猪股」という苗字のごとく猪突猛進な性格のため、チームプレーに憧れつつ個人プレイが可能なバドミントンにが好きで専念しています。
千夏先輩からは「ドMだね」と突っ込まれますが、自己責任を堂々と口にするとはさすがメインキャラ!
こんな性格の人はだいたい幸せになってると思うし、自分もそうありたいと思う今日このゴロ(笑)
青春ストーリーの主人公テッパンキャラです。
『アオのハコ』キャラクター(登場人物)鹿野 千夏
こちらも青春テッパンヒロインのキャラクター「鹿野千夏(かのちなつ)」
「栄明高校」 女子バスケ部の次期エースで人気スター選手の絶対的ヒロイン千夏先輩は、クラスメイトから「ちー」と呼ばれる愛されキャラでもあります。
シード校として君臨する強豪女バスに所属する千夏は全国大会を目標にしているため、親の海外転勤に同行せず主人公猪股大喜の家に居候することに。
青春ラブストーリーで誰でも憧れる展開ですが、千夏本人はあくまでただの居候気分で同居スタート。
大喜に何とも言えない近い距離感でかかわり大喜を喜ばせるやら苦しめるやら。
大喜のインターハイ出場の目標を聞いたとき
「お揃い。大切にしちゃダメだよ」
引用元:「アオのハコ」1巻2話
とミサンガを大喜の足首に付けてあげる千夏って…♡
もちろん千夏は大喜を翻弄するつもりは全くなく、同じ目標に向かう同志として励ましたい純粋でやさしい女の子です。
『アオのハコ』キャラクター(登場人物)蝶野 雛
『アオのハコ』のキャラクター(登場人物)の中でかなり読者の気持ちを揺さぶるのが、主人公猪股大喜の幼馴染え親友の「蝶野雛(ちょうのひな)」
「栄明中学高等学校」新体操部に所属する大喜の同級生で、何かと大喜にちょっかい出す典型的な末っ子B型女子。
しかし体操の元日本代表の父親を持つ雛はその重圧を、陰で一人で乗り越えようとする強がりさん。
周囲には絶対その姿を隠し通し、辛さがにょきっと顔を出しそうになってもすぐにおちゃらける瞬発力は幼少期から培われたある種の防衛反応を思わせます。
また雛も新体操へのストイックさは誰にも負けず、
「私頑張るの得意じゃないし、我慢してすむなら我慢しないと」
引用元:「アオのハコ」1巻4話
と食べたい鯛焼きを我慢するほど。
だけどこれって新体操のための体重管理だけじゃなく、何だったら本当は好きな大喜のことも我慢の連続。
ふざけた言動を見せながら自分の気持ちに蓋をしてまで周りの人を立てる雛は、『アオのハコ』の登場人物中実は一番人の気持ちに敏感な女の子。
雛のことを応援したくなる人続出の『アオのハコ』隠れヒロインです。
『アオのハコ』キャラクター(登場人物)笠原 匡
「栄明中学高等学校」でバドミントン部に所属する主人公大喜の同級生「笠原匡( かさはらきょう)」
いつも冷静で主人公大喜になんでも指摘し支える大喜のよき親友でもあります。
「同居のこと周りにバレないようにしろよ」
引用元:「アオのハコ」1巻2話
大喜と千夏が同居している事実を周囲に知られることでどんなことが待ち受けているかを即座に判断できるあたり、そんじょそこらの大人の男を超えています。
他人の複雑な心を読み取る笠原も、タイプは違えど雛に通じるものがあります。
『アオのハコ』での笠原というキャラクターが青春ラブストーリをいい意味で引き締めてくれているようで、登場頻度はそれほどでもありませんが絶対的存在感をかもし出しています。
『アオのハコ』キャラクター(登場人物)針生健吾
「栄明高等学校」バトミントン部所属で主人公猪股大喜の先輩「針生健吾(はりゅうけんご)」
大喜は高校に進級したことでこの針生先輩とダブルスを組むことに。
大喜が千夏のことが好きなことを知り、針生先輩はやたらと大喜を挑発しますが、
「気づいたのが大会前でよかったわ」
引用元:「アオのハコ」3巻20話
大喜のフットワークの弱点をコート内で振り回すことで、県大会レベルのラリーにもついていけるように特訓していた針生先輩。
無理な練習メニューについてくる大喜に期待しているからこそ厳しくあたる針生先輩は、ちょっぴり昭和のカラーを残すスポーツ漫画にはマストな存在。
『アオのハコ』青春恋愛漫画のキャラクター「切ない名言」
『アオのハコ』では主人公の猪股大喜、鹿野千夏、蝶野雛の三角関係?と思わせる展開にドキドキきゅんきゅんさせられますよね。
そんな3人は青春漫画の中で恋愛ストーリー顔負けの恋の切ない名言をちりばめています。
『アオのハコ』青春恋愛漫画のキャラクター「切ない名言」①
「けど、好きになる気持ちは止められないじゃないか!!」
引用元:「アオのハコ」1巻5話
針生先輩が千夏と同じクラス、隣の席、一緒にクラス委員をしていることを知って落ち込む大喜に対し雛がなぐさめた後の大喜の言葉。
針生先輩のことを言ったつもりが、実は大喜自身が自分に言っている言葉なのかも。
どストレートなアツい思いが今は切ない。
『アオのハコ』青春恋愛漫画のキャラクター「切ない名言」②
「あなたがね!」
引用元:「アオのハコ」2巻14話
笠原の計らいで千夏と水族館デートができた大喜。
普段のひたむきにバスケと向き合う姿とは違う千夏のはしゃぐ姿を見た大喜の心の声は、思いっきり口に出したい!でも言えない…みたいな。
大喜の千夏に恋する気持ちがこの一言に120%詰まってやしませんか。
『アオのハコ』青春恋愛漫画のキャラクター「切ない名言」③
「普通の女子だと思うよ」
引用元:「アオのハコ」2巻15話
インターハイ注目選手として新聞記者のインタビューに答える雛をごく一般的な感想として「普通の女子」として見た大喜に対し、笠原もつぶやきます。
しかし同じ言葉でも笠原は今にもポキッと折れそうな繊細さを「揺れる青の時代の女子」雛に感じ取っていたような…。
こっちが惚れてしまいそうな笠原の言葉はじわじわきます。はぁ~♡
『アオのハコ』青春恋愛漫画のキャラクター「切ない名言」④
「がんばれって言ってくれない?」
引用元:「アオのハコ」3巻18話
インターハイ出場にプレッシャーを感じている雛。
ひょんなことから足をくじいてしまいますます弱気になっているところを大喜が寄り添います。
雛が弱気になってしまった最終的なトリガーは大喜なのですが、本人はそんなこと気づくはずもなく。
短い大喜との時間の最後に、雛は思わず大喜に精一杯甘えます。
雛の踏ん張りが切ないです…。
『アオのハコ』青春恋愛漫画のキャラクター「切ない名言」⑤
「どうか、どうか、俺と千夏先輩がインターハイにいけますように」
引用元:「アオのハコ」3巻19話
大喜が練習帰りの千夏を近くの神社に誘った時の勝利祈願。
下心はなく純粋に自分と千夏がインターハイに出場できるよう祈願します。
インターハイ出場は千夏の悲願でもありますが、あこがれの存在に近づく大喜の超えなければならない壁でもあります。
「愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである」とはサン=テグジュペリの名言。
インターハイは同じ方向でも恋は大喜の一歩通行のようで…。
『アオのハコ』の口コミ
『アオのハコ』の口コミはこちら。
『アオのハコ』の口コミでもやっぱり千夏や雛はかわいいと評判!
そんな健気な二人と大喜との恋の行方も気になるところ。
あー、まぶしいよぉ♡
まとめ
『アオのハコ』はスポーツに打ち込むキャラクター大喜、千夏、雛の甘酸っぱい三角関係から目が離せません。
ほかの登場人物も欠かせない存在感で、1話1話読み進めるたびに次が待ち遠しくなるほど楽しみに。
時々出るかわいいキャラクターの「切ない名言」は、自分もアオハルの世界にいるようでドキドキしてしまいます。
口コミもかなり高評価なだけあり、これからの展開がとても楽しみです♡
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