今や尾道観光では外せない猫の細道は猫好きさんにはたまらない尾道の観光スポットで、福石猫がそこかしこにスンとたたずむ路地です。
千光寺から日本の美を感じながら市街地に向かう途中細道に足を踏み入れると、これまでの和の荘厳な雰囲気から一変し幻想的な世界が広がります。
尾道へ行ったら猫好きさんだけでなく、猫が苦手な方も行きたくなる猫の細道の場所や行き方、雰囲気、そして坂道だらけの尾道の駐車場情報をお伝えします。
尾道・猫の細道マップでわかる行き方や場所
まず、猫の細道に限らず尾道の坂を満喫するにはひとまず千光寺から下るルートで観光されることをおススメします。
これは当たり前ですが、坂道を上りながらの観光は苦行となりかねないので・・・。
あ、苦行…修行と言えば千光寺本堂の裏側に岩壁を垂れ下がった鎖だけで登る「石鎚山鎖修行」という修行道があります。
すみません、話を戻します。
猫の細道をマップにしてみました。
各エリアの最後にある所要時間はゆっくり歩いてかかった時間です。
お店に立ち寄ったり休憩したりした時間は除いています。
千光寺から猫の細道入口まで
千光寺までは車、もしくはロープウェイで上がります。
そして千光寺や千光寺公園を満喫したら、いよいよ市街地に向けて歩いて下ります。
市街地への観光の途中に立ち寄る感じでいってみましょう!
千光寺本堂下の階段を下ります。
次に左手にあるこの階段を下ります。
千光寺バイバイ!
道なりに階段を下りると、一目見ただけでオシャレ臭がする「みはらし亭」が。
尾道空き家再生プロジェクトでゲストハウスとして見事復活。
この訪問のちょっと後から営業を再開されました。
なにがどうなってこうなった、の松。
ブランコを下げたらいい感じかも。
おや?左下・・・。
第一街猫発見!
遠慮して少し離れたところで撮りましたが、もしかしたら近寄っても大丈夫だったかも。
階段を下りたら左に曲がります。
平山郁夫画伯も描いた三重塔と尾道大橋。
三重塔の裏を通り再び下りると猫の細道入口に到着です。
所要時間:10~15分(さっさと歩くだけなら5分くらい)
猫の細道入口からSAKA Barまで
ここから落ち着いた趣ある雰囲気から幻想的でアートな世界へ空気が変わります。
「福石猫」がお出迎え。
にっこりしてくれていますが、みはらし亭同様この先に出てくるお店はすべてお休み中。
でもマイル子はこの路地を歩けるだけでもシアワセです。
「尾道アート館」
中に入れなくても外の壁だけで楽しめます。
「尾道イーハトーブ梟の館」
森に浸食されそうになっても動じない、まさに威風堂々。
振り返ると不思議の国のアリスになった気分。
もうほんとにあちこちに猫ちゃんが。
天気が不安定だからか本物の猫ちゃんは今日は不在。
「ねこグッズのお店 Le chat」
テラスをぶち抜いた木がいい雰囲気なんだけど、なにせお休みで・・・。
「ミーシャのハーブ庭園 ブーケ ダルブル」
ブロック塀までも緑でみずみずしい森といい感じに一体化した入口。
ブーケ ダルブルから猫グッズのお店を見上げたらこんな感じ。
やっぱり下りるコースにしてよかった。
懐かしの(木製の窓枠+型ガラス)×ボトルのペイント=世代間の融合
「SAKA Bar」
この猫の細道の幻想的な雰囲気は、自然、芸術、古民家+人と猫が境界なく同居できる作り方をしているからこそできるんだろうな、と思いました。
現実逃避できる異空間で、しっかり癒されました。
所要時間:5分前後
SAKA Barから国道2号線まで
猫の細道はSAKA Barからもう少し先までありますが、今回はこのまま下へ行きます。
左手には艮神社。
猫のあしあとかな?
「ねこ喫茶&ギャラリー ユトレヒト」
猫の細道起点の猫カフェ。
猫の細道のリノベーションは最大限残されたものを使っている感じですね。
住宅街をササッと通ってロープウェイ乗り場あたりに出ます。
この背後には大林宣彦監督も愛したワッフル屋さん「茶房 こもん」があります。
お疲れさまでした!
写真の左側が国道2号線です。
線路沿いを歩いていると雰囲気ある踏切がたくさんありますよ。
所要時間:約5分
猫の細道に便利な駐車場は?
尾道駅周辺は坂の街とも言われるほど斜面に寺院やお店、住宅などが密集した独特の地域。
この斜面で車が通れる道はわずかしかなく、その中にある駐車場は住人のためのものとなっています。
そのため猫の細道に限らず坂の街は歩いて訪問する必要があります。
宅配のお兄さんも歩いて配達されていて、ほんとに頭が下がります。
心の中で「お疲れ様です!」
では駐車場はどこにあるのかというと、千光寺公園付近か市街地です。
千光寺公園付近の駐車場
上からスタートのパターンはこちら。
尾道市立美術館から近い千光寺公園駐車場
営業時間:8:30~17:30
料金:普通車1日600円
入庫制限:長さ5m×幅1.8m
電話:0848-22-7354
戻るときにロープウェイを使います。
市街地の駐車場
街の規模の割に駐車場はたくさんあるかと思いますが、やはり休日は混雑します。
- 駐車台数最大市営ベルポール駐車場
営業時間:24時間
料金:最初の1時間210円、その後20分ごとに70円(24時間の上限2,510円)
入庫制限:長さ5m×幅1.8m
電話:0848-38-9111(尾道市役所) - レンタルサイクルがある尾道駅前港湾駐車場
営業時間:24時間
料金:最初の1時間200円、30分毎に100円(1日上限2,000円)
入庫制限:長さ5m×幅1.8m×高さ2.2m
電話:0848-22-5332 - 尾道ラーメン「つたふじ本店」に近い市営久保駐車場
営業時間:24時間
料金:入庫から30分まで無料、30分を超え1時間30分まで210円、その後20分ごとに70円
入庫制限:長さ5m×幅1.8m
電話:0848-38-9111(尾道市役所)
などなど。
平日に尾道を訪問しお休みのお店が多かったこともあってか、どこも空いていました。
マイル子が選んだ駐車場は
海岸通りにあるこちら。
最大料金の設定はありませんが、屋根付きで、ロープウェイ乗り場にも最後に立ち寄りたかった「金満堂本舗」に近くてとても便利でした。
まとめ
尾道の「猫の細道」旅はいかがだったでしょうか。
急斜面の古い空き家を景観を損ねることなく自然とうまく融和させているのは圧巻です。
季節によって森の色や雰囲気が変わると思うので、今度は冬に訪れたいです。
ただ細い路地で埋め尽くされているので、車で訪問するときは駐車場が千光寺公園か市街地になります。
どちらでもそれぞれロープウェイをうまく利用すれば問題はありません。
駐車料金も考慮したいところですが、週末などの休日は空いているところに駐車するのが賢明かなと。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
よかったら尾道旅に猫の細道もプランに入れてみてくださいね。
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