最近テレビでも引っ張りだこで、24時間テレビのチャリTシャツのデザインが印象的な小松美羽さん。
魅力的な外見から「美しすぎる銅板画家」と呼ばれている小松美羽さんですが、2020年9月に広島で美術展が開かれるとか。
小松さんが描くのは「狛犬」をモチーフにしたものですが、ぱっと見狛犬に見えないマイル子…。
しかし世界ではかなりの人気だそうで、何か人を引き付ける魅力があるのが小松さんの作品。
そこでなぜそんなに人気なのか、広島のどこで小松美羽さんの狛犬に出会えるのかなど気になるポイントを調査してみました。
小松美羽作品の魅力は?
小松美羽さんは1984年(昭和59年)11月29日生まれ、長野県坂城町出身。
女子美術大学の短大に入学後大学部に編入。四年間銅版画を学ばれましたが、現在はアクリル・ペイントの作品を描かれるように。
幼少期から差別を嫌う平等意識の強い子どもだった小松さんは、当時家で飼っていた様々な動物たちが死んでいくのを見ていた時「魂が抜ける瞬間」を経験。
その後おじい様が亡くなった時に立ち会ったことで「なぜ私は(祖父の)死に目に遭ったのだろう」と考えるようになり、死の瞬間に立ち会った自分には何か役割があるのではないか、と感じたのだそう。
狛犬や龍、麒麟、獅子といった聖なる領域の神獣をモチーフにされていますが、その理由は、
分かるような分からないような…。
凡人で小市民のマイル子が小松さんの思いを理解しようというのがそもそも間違いなのでしょう。
でも自分の感性を疑うことなく受け入れ形作ることに突き進んでいる。
この事実そのものが小松美羽の魅力だと思います。
神獣の目がマイル子の弱さを見透かし清めてくれるということでしょうか。
というわけでマイル子は小松さんは描く狛犬などの神獣を通して私たちに気づきを与える、という解釈をしました。
狛犬が憑依したかのように、計算のないあるがままの思いをぶつけ一心不乱に描く姿は圧巻です。
描き終えてはじめて我に帰ることもあるそうです。
また彼女の魅力を120%引き出すことができている陰には、プロデュースプロジェクトチーム「風土」の力もあるかと思います。
しかしそれを超越する力で、小松美羽作品は本当に世界中で愛される芸術として確立されました。
小松美羽は世界中にコレクターが存在
今や世界中で人気の小松美羽作品の購入は3年待ちとか。
それだけでもすごいのですが、それ以上にすごさを物語るのが、
小松美羽さんのインスタグラムのフォロワーは、アジアを中心に外国人が80%を占めるとか。
台湾ではこの絵が人気だそうです。
小松美羽、クリスティーズでの落札結果は20万香港ドル(約316万円)か…。https://t.co/R5ifuoYTAp
— 橋爪勇介|美術手帖 (@hashizume_y) November 29, 2015
「歴史的遺跡の守護者のライオン」はサザビーズとならぶ2大美術品オークションハウス「クリスティーズ」で2015年に高額落札されたそう。
小松美羽さんが彩色した有田焼の狛犬が「力があり表現力がありそして存在感がある」と評価され、2015年イギリスの大英博物館でコレクションされることに。
30代のアーティストとしては異例とも言えるそうです。
美人だけど飾らないイメージの小松美羽さんですが、本当にすごい方です。
小松美羽展~自然への祈り~の開催場所は?
広島の開催場所は廿日市の「ウッドワン美術館」です。
開催期間:2020年9月5日(土)~11月8日(日)
開館時間:10:00~17:00 最終入場16:30まで
開催会場:ウッドワン美術館
休館予定日:月曜日(ただし祝日は開館 )
まとめ
24時間テレビのチャリTのデザインで一段と有名になった小松美羽さん。
テレビで見る小松さんは飾らない方のようですが、狛犬などの神獣を描く姿からも自分の思いをストレートに表現し見るものを圧倒します。
世界での評価もハンパなく高く人気であることがうなづけます。
9月からは広島でも作品展が開かれる模様。
狛犬の目を見たら心が浄化されるかもしれません。
コメント