ダッチオーブンといえば「アウトドア」、「キャンプで使う鍋」ってイメージがありませんか?
でもキャンプって重い荷物を運んだり片付けたりと、達人でもなければそんなに頻繁にでかけることはないですよね。
だからダッチオーブンは使わない・・・なんてもったいないです。
ダッチオーブンは家でも十分使うことができるんです!!
マイル子がもう10年以上しまい込む暇がないくらい使っている「ロッジ(LODGE))コンボクッカー」は、ガスコンロやIHでも無理なく使えてかなりおすすめです。
使い倒して分かったダッチオーブン「ロッジ・コンボクッカー」のおすすめ理由やロッジのコンボクッカーを家で使う方法などをご紹介します。
ダッチオーブンをおすすめする理由
ダッチオーブンはキャンプで蓋の上に炭を乗せて使うイメージがありますよね。
しかしダッチオーブンはそれを含めた総称で、
- キャンプオーブン:鍋底の3本脚と蓋に炭置き用のふちがある
- キッチンオーブン:鍋底が平で蓋に炭置き用のふちがない
- スキレット:フライパン型
- コンボクッカー:深鍋で蓋がスキレットになる
の4種類をまとめたものを指します。
鋳物の重い鍋なので、お手入れの時少し面倒な感じもありますが、それを余裕で超えてしまうメリットがあるのがダッチオーブンです。
そんなダッチオーブンをおすすめする理由は
- 焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げる・茹でる・炊くとマルチな調理法が可能
- とにかくなんでもできる優れもの。
家では「焼く・炒める・煮る・揚げる」時によく使います。
いろんな種類の料理ができるため、鍋やフライパンをたくさん持っておく必要はなく、キッチンもスッキリです! - 圧力効果がある
蓋は鋳鉄製で重いため、圧力がかかり柔らかく調理できます。 - 無水調理ができる
重い蓋のおかげで密閉に近い状態になるので、中の蒸気がしっかり火を通してくれます。 - 保温性がある
厚さ5ミリの分厚い鋳鉄でできたダッチオーブンは石焼きに近い感じ。
温度が下がりにくく温度ムラも少ないのでなんでもふっくら美味しく仕上がります。
もう美味しい料理ができるに決まってる感じですよね。そしてそれに加えじつは
- 家でも使いやすいのです。
ステンレス製のものは管理もしやすく人気なのですが、なんだか味気ない・・・。
ストウブ(Staub)や ル・クルーゼ(Le Creuset)もおしゃれですが、高いのと、ホーローをダメにした経験から二度と手を出さず・・・。
やっぱりマイル子は鋳鉄製、しかも値段も手ごろなロッジ(LODGE)一択です。
ロッジ・コンボクッカーをおすすめする理由
美味しい料理ができレシピも広がるダッチオーブンですが、今回ご紹介したいのは家で存分に使うことができるもの。
10年以上前にマイル子も
「ダッチオーブンは使いたいけど、家で使うとなるといろいろ面倒だろうなぁ。」
って思っていました。
しかしどうしてもダッチオーブンを使いたくていろいろ探していたところ、ロッジのコンボクッカーの存在を知りました。
結果は大正解!
2008年頃に購入し、今もほぼ毎日使ってます。
見た目ボロボロですが、なんの支障もなく今も愛着がどんどん増してきてます。
やってはいけないけど、今では金属たわしでゴシゴシ洗ってもへっちゃら。
でも、もっと丁寧に管理していたら、もう少し美人に育ててあげられたかも・・・。
キャンプオーブンはコンロで使えなくもないのかもしれませんが、コンロに傷が付いたり鍋底の脚にまで熱を持たせオイルを塗るお手入れは、一度やるともう面倒になってきます。
キッチンオーブンも持ってますが、様々な理由で今はお蔵入りです。
詳しくは後ほどお話しします。
スキレットもいいのだけれど、調理の幅が若干狭くなるし・・・。
だけど「ロッジ・コンボクッカー」は10年以上たっても文句なしです。
ダッチオーブンの良さはどれも同じなのですが、最終的に選ぶ時は使い勝手とお手入れ方法がキモだと思います。
ロッジのコンボクッカーは全体的に凹凸が少ないので、使い勝手もいいしなによりお手入れが簡単。
ダッチオーブンのすばらしさ以外に、ロッジコンボの使い勝手とお手入れの感想をご紹介します。
使い勝手
ロッジのコンボクッカーは鍋にも蓋にもなるのでなんでも調理でき、先にお話ししたダッチオーブンのおすすめ理由をすべて網羅しています。
そしてコンボクッカーだからこその良さは、取っ手が長いこと。
つまり蓋の取り扱いが簡単なのです。
ダッチオーブンは蓋もすべて鋳鉄なので、調理をするととにかく熱くなります。
なので蓋の上部に取っ手が付いているとダイレクトに熱が伝わりとっても熱いのです。
そして蓋を取ってひっくり返して置く時、慎重にしないとやけどしそうになります。
コンボクッカーは長い取っ手を鍋つかみで持ってさっとひっくり返し、そのまま隣の空いたコンロなどに置くだけ。
これが日々調理している時どれだけ楽か。
キッチンオーブンを使わなくなった理由の一つがこの蓋の取り扱いでした。
ロッジのコンボクッカーも重いことに変わりはないのですが、作りがシンプルでなによりダッチオーブンのいいところがすべて詰まっているため、料理が楽しくなります。
お手入れ
鋳鉄製のダッチオーブンは調理した後洗って水けを取り、熱してオイルでコーティングする必要があります。
面倒かもしれませんが、これを繰り返すことで錆を防ぎ焦げ付きにくくなります。
そして使い込むごとに黒光りし「ブラックポット」と呼ばれる状態に。
このブラックポットに育て上げるには使うたびに隅々までオイルをなじませる必要がありますが、そんなお手入れもコンボクッカーは他のダッチオーブンに比べ比較的扱いやすいな、と思います。
ダッチオーブンは取っ手や凹凸部分、鍋底などにもちゃんと熱してオイルを塗ってあげないといけないのですが、
- キャンプオーブンやキッチンオーブン
蓋の裏側にオイルを塗るとき固定が難しいので塗りにくい
取っ手や鍋底の脚などこまごましたパーツが多い
アイアンの取っ手は鍋の外側にオイルを塗るとき邪魔になる - コンボクッカー
蓋が平なので、裏返してもガスコンロに置きやすい
取っ手も片方は扁平なのでオイルを塗りやすい
こちらはずいぶん前のタイプのロッジ・キッチンオーブン。
オイルを塗って管理すると、7~8年経っても錆はありませんが・・・、
取っ手の接続部があるために、ひっくり返してなべ底にオイルを塗るとぐらつきます。
蓋も蓋上部の取っ手があるためにひっくり返したとき固定が難しく、裏側のお手入れがしにくいんですよね。
もちろんキャンプオーブンもキッチンオーブンも慣れれは大した苦労ではないのかもしれませんが、実際マイル子はキッチンオーブンをこのような理由で使うのをやめてしまいました。
コンボクッカーなら邪魔をするものがないからひっくり返しても安定し、オイルが塗りやすいです。
しかしキャンプオーブンやキッチンオーブンもそれぞれの良さがあり人気は絶大です。
またコンボクッカーと似たものとして、このようなものもあります。
まだ使ったことはないのですが、このロッジのダブルダッチオーブンも評判はいいようです。
見た目もかわいいし収納しやすいのもいいですね。
でもやっぱり調理をすると本体は熱々になるので、取っ手の長いコンボクッカーが断然おすすめ!
鋳鉄製のダッチオーブンを家で末永く間使うにはコンロで使いやすいことはもちろんですが、ダッチオーブンに必要な「使った後のお手入れのしやすさ」が一番重要だな、と感じます。
ロッジ・コンボクッカーのサイズ
ロッジのコンボクッカーのサイズは10 1/4インチのみです。
- 全長:約42㎝
- 内径:25.7㎝
- 深さ:鍋 8㎝、蓋 4㎝
- 重さ:5.6㎏
このサイズだと2~3人分ですが、料理によっては4人分まではカバーできます。
目安としては
- カレーのルー1/2箱分
- ハンバーグ4個分
- 焼きそばの蒸し玉3個分
蓋の深さ4㎝は最近(?)のサイズのようで、マイル子の持っているコンボクッカーはもう少し浅いのですが、それでも焼くだけなら十分。
鍋の深さ8㎝は絶妙なサイズで、深すぎず浅すぎずちょうどいいのです。
カレーや炒め物、煮物はもちろんのこと、揚げ物はこのくらいがベスト。
使ってみてももっと深かったらとか、浅かったらとか感じることはありません。
ダッチオーブン(ロッジ・コンボクッカー)の使い方
ロッジのコンボクッカーは燻製や焼き芋、パンやピザ・ローストビーフなどアウトドアでのグルメに特化しているだけでなく、家で普段の料理をするにもとても力を発揮してくれます。
蓋はスキレットになるので、ハンバーグ、目玉焼き、ステーキなどの焼き物がメインになります。
しかしすべてが鋳鉄製で熱に強いのでオーブンにいれてグリル料理だって可能。
深さ4㎝あるので、こんもり具材を入れることもでき無敵です。
鍋は煮物をすれば圧力効果も期待でき素材は柔らか、旨味を閉じ込め味がギュッとしみ込み、自宅でもプロ級のでき栄えです。
もちろんすき焼きにも使います。
またイチオシの使い方は「揚げ物」。
温度が下がりにくく一定に保ってくれる鋳鉄製のコンボクッカーは、から揚げやフライ、てんぷらと何を揚げても外はカラッと中はふんわりジューシーに仕上がります。
また、スキレット部分の蓋をして揚げると短時間で中までしっかり火が通り、調理の時短も期待できます。
心配なのが蓋についた内部の水滴ですが、蓋を取った時一瞬油の音がシャーッと強くなるもののすぐにおさまります。
サッと蓋を取って流しで水滴を落とせばあっという間に乾いた状態になり、次に揚げる時にも水滴の影響はほとんどありません。
温度設定のあるコンロでしたら180度くらいに設定しておくと、大体の揚げ物は温度管理をしなくても美味しい料理ができます。
熱伝導率に優れている鋳鉄製のダッチオーブンは強火での調理はすぐに焦げてしまうので、弱火~中火で十分です。
ダッチオーブンをガスコンロやIHコンロで使う時の注意点
多彩な用途で美味しい料理ができるいいことづくめのダッチオーブン・ロッジのコンボクッカーですが、注意しておきたいこともあります。
一つはコンボクッカーなど底面が平らなダッチオーブンは、使い続けると表面がツルツルになってきます。
そのため長年使い続けるとガスコンロにかけた時滑りやすくなってきます。
具材を入れると重さが出てくるのですが、具材を混ぜたりするときはしっかり取っ手を持って行ってくださいね。
もう一つは、床やコンロに落とすと表面がへこんだり割れたりしてしまうこと。
コンボクッカーなど鋳鉄製のダッチオーブンは他の調理器具に比べはるかに重いので、万が一落とした時は落下面を破壊してしまいます。
やってしまいました・・・(涙)
逆にコンクリートなどに落とした時はダッチオーブンが割れることも。
家で使う分にはあまり関係ないですが、鋳鉄製のものは一度破損すると元に戻せないので注意が必要です。
まとめ
コロナの影響もアリアウトドアブームの再来ですが、キャンプに行かなくても家でキャンプ気分を簡単に味わえるのが「ダッチオーブン」。
ステンレス製のものもありますが、ほんのちょっとの手間さえ慣れれば育てる楽しみもあり、鋳鉄製のダッチオーブンは色んな意味で満足させてくれます。
その中でもロッジのコンボクッカーは幅広い用途と使いやすさで、マイル子はロッジ製品の中でもイチオシです。
「ダッチオーブンは重いな」とか「お手入れが大変」と敬遠されているかもしれませんが、ダッチオーブンを使った人はたいてい「もっと早く買えばよかった」とダッチオーブンの魅力に気づきます。
興味があればぜひ使ってみてくださいね。
外食もいいけど、ロッジのコンボクッカーを使えば家での料理がとても楽しくなりますよ!
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